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2007年5月27日 (日)

「風林火山」(21)

原作『風林火山』を先週文庫で買って来たので、今週からは大手を振って書けます(今までも相当厚かましい感想を述べて来ましたが;^_^A)。

で、今回はかわいさん曰く「義清よりツンデレの由布姫」と小生曰く「嫁に逃げられたダメ亭主のようなグダグダ勘助」の雪中のお堂での会話がハイライト。

そもそも由布姫が諏訪から甲斐へ戻ろうとするのは原作では四郎勝頼を生んだ後の話で、そこに至る武田家中の不穏な空気から何から原作とこの大河とでは違ってしまっています。出発点が違ってしまっているのですね。それで説得力が増せばいいのですが、三条夫人を勘助には理不尽に冷たく由布姫には妙に理解を示そうとするアンバランスな人格に描いたり、勘助がグダグダになって由布姫を捜しに歩き回ったり(原作ではちゃんと馬に乗ってます)「一緒に逃げよう」なんて曽根崎心中のようなセリフを吐かせるのもつまりはその無理な改変がもとで辻褄を合わせようとして破綻を来しているのでしょう。

由布姫が甲斐に戻りたい理由を晴信の首を獲りに、でも今は会いたいだけ、というのも原作では子まで成した相手の男に対する憎しみと愛情の交錯であるものを乱暴に勝頼誕生前の話にしてしまったためにただ「阿部定」のような独占欲の発露だけをクローズアップさせてしまい、由布姫の人間としての苦しみを矮小化させていると思います。

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コメント

ご無沙汰しています。橋場先生の『風林火山』のコメント、大傑作です(笑)。
比喩の表現法がものすごい的を得ています。
あまりにもおもしろいので僕のほうでリンク貼らせていただきます。これからもよろしくお願いします。

投稿: ぶるぼん | 2007年5月28日 (月) 00時54分

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» 風林火山〜第21話・恋は盲目! [一言居士!スペードのAの放埓手記]
風林火山ですが、三条と由布姫の甘酒対決は意外な結果で幕を閉じます。毒入ってますよという顔は単なるブラフで、要は三条の偽善の仮面を剥がしたかっただけのようです。三条は、由布姫を信じアッサリ飲もうとしますが、浅田美代子がこのハッタリに引っかかり毒見してしまいます。諏訪の甘酒ですが、大変美味しかったようです。(大河ドラマ、風林火山、第21話・消えた姫の感想、以下に続きます)... [続きを読む]

受信: 2007年5月27日 (日) 23時28分

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